相続を考える

円満な引継ぎをするための第一歩はまず『相続財産の目録をつくる』こと。

このことが相続の問題を考えるための第一歩と考えております。

相続とは被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する（民法８９６条）ことです。

今まで、相続に関してのお話をお伺いしていますと、不動産や預貯金、株など積極的な財産の内容が多く、借金や住宅ローンなどのお話をなさる方は少ないように思います。

相続人にとってはどれくらいの債務があるかも大きな関心事です。

また被相続人にとっても、債務の承継は気がかりなことと想像しています。

被相続人が相続のことを考える動機は様々でしょう。

どのような動機から相続について考えるにしても、まず自分の財産の目録を作成することをお勧めしております。

まずご自分の財産を把握し、どのような相続が自分の想いを叶えることができるのかを

考えてください。

そうすれば、どのような遺産分割の指定が望ましいか、相続分の指定がいいのか、法定相続分のままでいいのか等考える基礎になります。

相続を考えるとき、まずご自分の財産目録を是非作成してみてください。